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自己啓発の夢と現実 ☆脳覚醒ダイアリー☆

僕は能力不相応だったとある外資系に就職してしまい、あまりのスキルの無さに危機感を覚え、精神的に追い詰められ、自己啓発に励んできました。自己啓発本、話し方教室、自己啓発セミナーに多額の金額を費やした後、脳覚醒技術に出会うことになります。それらの体験記を中心に書いていこうと思っています。よろしくお願いします。

自己啓発セミナーの体験記 希望と圧力とヤケッパチと理性崩壊

自己啓発セミナー体験記

感情・自我・観念崩壊のセミナー体験記と自己啓発セミナーの恐怖

  1. ビジネスパーソンは常に自分が成長できる機会を欲していますが、それだけに自己啓発セミナーの勧誘とは無縁ではありません。
    僕は当時かなり切羽詰まっていました。
    必死で動きの激しい会社で負け組にならないように歯を食いしばって仕事をしていました。
    しかし、どんなに頑張っても、『理想の自分』を会社で発揮できていませんでしたし、能力が全開していない状況に悔しさと苛立ちと将来への不安を抱えていました。
    自己啓発系に興味を持っていたことを知った学生時代の友人Uが、ある自
    己啓発セミナーに誘ってきました。
    Uはその自己啓発セミナーを受けて、現在はいろいろな人を勧誘しているようでした。

  2. 当然僕は受けざるをえない立場ですし、色々な良からぬ噂もあるとはいえ、パワーアップしたい強い気持ちで受けることに決めたのです。
    しかし、そこで大袈裟に言うと地獄が待っていました。
    徹底的な自己否定の嵐が待っていたのです。
    これは自己啓発セミナーのやり方の一つで、トレーナーによっては、人格を崩壊させるぐらいやる場合があります。

  3. 僕は自己否定につながるかもしれない自己分析をそれまで好みませんでした。
    就職活動でも大事だと言われながら、己を知ることを避けてきました。
    もしかしたらつまらない人間だったらどうしようとか、全然スキルがなっていない現実を知ってしまうと困るからです。
    それならば自分のいいところだけアピールした方がいい。
    それがたまたまうまくいったから、志望会社に就職できたわけです。

  4. なあなあで生きてきて、それで結構生きられたものだから、余計自分を見ることをしないですんだということもあります。
    憧れや理想だけがあって、「こうありたい自分」でいることをただ望んでいたアマちゃんだったのかもしれませんね。
    どれだけ現実の自分が理想からかけ離れているか、怖くて見れなかったヘタレだったのです。

  5. 当時の僕は、自己分析の結果短所となったところが長所に転化できるなんて思いもよりませんでした。
    短所は徹底的にあってはならないもので、排除しなくてはいけないものだという強迫観念に取り憑かれてました。
    なので僕は自分の短所は見たくなかったし、長所だけを見てみたい他人から見たら情けない奴だったのです。

  6. しかし、現実は冷酷です。
    職場では嫌というほど自分の能力のなさに直面しました。
    そして自己啓発セミナーの合宿を受けることになったわけですが──

  7. 自信喪失している人間に、その自己啓発セミナーのトレーナーは徹底的な罵詈雑言を浴びせかけてきたのです。
    「ここまで言うか!」
    僕は受けたことを後悔しました。
    いくら成長しなくてはいけないとはいえ、人格そのものを否定され続けるのはかなりきついものがありました。
    同じように暴言を浴びせ続けられたセミナーメンバーは心神喪失状態で倒れてしまったくらいです。

  8. 僕は悔し涙が出てきました。
    ムカつき、いらだち、そして悲しさ…
    ついに感情が爆発し、怒りが込めあげてきた時、僕の中で『失うものはない』やけっぱちの精神状態がバーっと出てきたのです。
    はじめて感情を爆発させ、大声で反論したのか何なのか、未だに思い出せない言葉を連発したのです。
    一種泣きわめき散らしたのかもしれません。

  9. 一つ僕の中で理性という壁が崩壊した瞬間でした。
    やけっぱちがMAXの「もうどうにでもなれ!」状態、窮鼠猫を噛む的なものでした。
    これは意外なことに自分の抑えてきた殻が一部破壊された、その気持ちよさがありました。

  10. 事実、その後2,3日、僕は気分が高揚していましたし、合宿メンバーとも心から打ち解けた感じがしました。
    一瞬だけ守るものは何もない、
    失うものは何もない状態だったからでしょう。
    今まで僕自身が見ていなかった自分を出せたのかなと思います。

  11. 避けてきた自己分析なのに、トレーナーに短所のみを徹底的に言われ糾弾し続けられたから、退路を断たれたのでしょう。
    傷口をえぐるような、僕が一番言われたくないような言葉を言われ続けたのですから、人格が崩壊寸前までいっても無理はありません。

  12. しかし、この高揚感は長く続くことはありませんでした。
    自分の殻を破ったと思えたのは一瞬だけです。
    自己啓発のやり方は様々な方法があると思いますが、人格を崩壊させるやり方で、人間が成長できることなんてありません。
    洗脳で自由な脳みそを駆使して活躍できるわけがありません。

  13. 自己啓発セミナーは、たしかに非日常的な刺激的な訓練ができます。
    一度だけならいい経験かもしれませんが、メンタルがもろいと思っている人はやめたほうがいいと思います。
    僕はといえば、恥ずかしながら、罵詈雑言さえなければ、色々な自己啓発セミナーを受けて成長しようと思っていたのですが。
    自己啓発セミナーの巧妙なアメとムチに心がやられてしまったようです。
    まあ、それだけ職場内で切羽詰まっていたんでしょうね。

  14. 心の成長って、自発的なものじゃなければならないと現在思っています。
    また精神面での自発的な力強い成長を実感できるようになってから(脳覚醒してから)、この自己啓発セミナーのやり方がいかに独善的で洗脳的で歪んでいるかよくわかりました。
    そんなやり方では、社会では狭い視野から物事を見られない、自己啓発バカとして、逆に高く評価されないでしょう。
    人が成長するのは、あくまでも自然にならなければなりません。

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